HomeGallery, 世界の名画, ヨハネス・フェルメール > 「地理学者」 ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer

「地理学者」 ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer


 
 


 
「地理学者」蘭: De geograaf、独: Der Geograph
 
ヨハネス・フェルメール Johannes Vermeer
 


 
『地理学者』は、フェルメールの作品の中で『天文学者』、『取り持ち女』とともに、署名と制作年度が記されている3点の絵画のうちの1点である。
 
描かれている地理学者は日本の着物のようなローブを羽織っている。これは南蛮貿易によってオランダにもたらされた和服をガウンに仕立て直した物であり、当時のオランダの知識層の流行であった。精力的に「知的作業に没頭しており」、周囲には地図、海図、地球儀、書物などが散乱し、右手にはディバイダが握られている 。「この作品から伺える活気は、主として人物のポーズからのものである。画面左側にさまざまな物がまとめて配置され、画面左から右へと斜めの光が差し込んでいる」
 
フェルメールはこの作品に活気を与えるために、製作過程でいくつかの変更を行っている。作品制作当初の男性の頭部はさらに左寄りで、現在のヴァージョンで窓外に向いている視線も更に下を見つめていたと考えられている。右手のディバイダは水平ではなく垂直に持たれており、机上の紙は画面右下の小さな椅子の上に置かれていた。また、背景ももっと暗い配色で表現されていた。
 
制作 : 1668年 – 1669年
種類 : キャンバスに油彩
所蔵 : シュテーデル美術館、フランクフルト
 
 
出典:「地理学者 (フェルメールの絵画)」 『ウィキペディア日本語版』2022年6月4日 (金) 14:56 UTC、
URL: https://ja.wikipedia.org

 
 
※当サイト「名画館」では、この作品の商利用も可能な画像データを所持しております。
 インテリアや販促物としてご利用になりたい方はどうぞお問合せ下さい
  (素材データのお渡しは不可ですので制作物としてのご提供となります)
 

 






Copyright © 名画館 All Rights Reserved.